高知県ものべがわエリアで、“田舎暮らし”体験ワーケーション

高知県ものべがわエリアで、“田舎暮らし”体験ワーケーション

~「田舎町」の古民家や旧校舎で、四季の自然を感じながら働く~

●高知龍馬空港から車で15分。便利と自然のバランスの取れた「田舎町」香美市
●古民家や空き家、小学校の旧校舎を改築した施設をワークプレイスとして活用。高知の郷土料理である「田舎寿司」作り体験でチームビルディング研修
●高知の四大清流「物部川」源流域で、四季の自然と川魚やジビエなどの特産物を堪能

一般社団法人物部川DMO協議会と株式会社ストーリーズ・オン(本社:東京都港区六本木、代表取締役:大貫武)は、観光庁が実施する「ワーケーション推進事業」のモデル実証事業として、高知県ものべがわエリアの香美市を中心に、「田舎暮らし体験型ワーケーション」を実施しました。

高知県ものべがわエリアは、高知の四大清流のひとつである「物部川」流域の香美市、香南市、南国市で構成されています。なかでも香美市は、高知の中心である高知市に近く、スーパーや銀行、病院などがそろった「町暮らし」と、美味しい水と空気に恵まれた「里山暮らし」を楽しむことができる、便利と自然のバランスがとれた「田舎町」です。その恵まれた環境から子育てに適したエリアとされる一方で、香美市の中山間部では過疎化が進んでおり、空き家の有効活用などが課題とされています。

今回のワーケーションでは、2022年11月13日(日)から11月17日(木)まで、香美市を中心に、「空き家再生PROJECT」として空き家を改築してつくられた「kuzume Base.」、小学校の旧校舎を改築した体験型宿泊施設「ほっと平山」などをワークプレイスとして活用し、ワーケーションを行いました。また、明治時代から受け継がれる登録有形文化財の古民家「百年舎BASE」にて、高知の郷土料理である「田舎寿司」の料理体験を通じたチームビルディング研修を実施しました。

ワーケーション中は、香美市、香南市、南国市による共同イベント「ものべがわフェスタ2022」に、東京の企業として初めてストーリーズ・オンがブース出展し、地域の方々との積極的な交流を図りました。また、2022年11月に移転新築オープンした香美市立図書館「かみーる」にて、物部川DMO協議会とストーリーズ・オンのメンバーでワークショップを実施。ものべがわエリアの課題と、今後の施策案などについて活発な議論が行われました。

本ワーケーションは、観光庁の「ワーケーション推進事業」の第2回目として、モデル地域として採択された物部川DMO協議会と、モデル企業として採択されたストーリーズ・オンが実施したものです。ものべがわエリアにおけるワーケーションの促進は、同エリアにおける遊休施設の有効活用や、平日・閑散期の需要喚起、地域の魅力を広く知ってもらうことを通じて、移住促進につながることが期待されます。

ストーリーズ・オンは、本ワーケーション推進事業での取り組みを通じて、働き方の多様化を推進するとともに、ものべがわエリアならではストーリーの発信をお手伝いすることで、地方創生、地域活性化への貢献を目指してまいります。

◆第2回ワーケーショントライアルプログラム概要

<日程> 2022年11月13日(日)~11月17日(木)4泊5日
<対象> 株式会社ストーリーズ・オン(6名)

<1日目> 11月13日(日)

地域交流:物部川流域の香美市、香南市、南国市による秋のイベント「ものべがわフェスタ 2022」のテーマは、「みつけよう!ものべの魅力!」。体験・展示コーナーでは、大篠小学校4年2組が出展したアユの成長をすごろくで体験する「アユすごろく」や、グルメブースでは、「鮎塩焼き」や「香南ニラ焼きそば」など、地元の食材を使用したグルメが並んだ。ステージでは、香美市土佐山田町の町起こしグループ「山田太鼓伝承会」の和太鼓のパフォーマンスや、約400年の歴史を持つ高知県保護無形民俗文化財にも指定されている「手結盆踊り」が披露された。
ストーリーズ・オンは、地域住民との交流を目的に東京の企業として初となるブース出展で参加。

<2日目> 11月14日(月)

・執務:空き家再生PROJECT「kuzume Base.」内のコワーキングスペースにて執務。
「kuzume Base.」では、再生不可能と放置されている空き家や再投資の難しい空き家を積極的に探し、「古さはあえて残し新しい価値を創る」をコンセプトに空き家の再生を行う。施設内の5棟の空き家は、耐震モデルハウスやゲストハウス、コワーキングスペースなどそれぞれ役割を持つ建物として再生されている。

・昼食:高知の木材を使用したログハウスの店舗で、大豆ミートと米粉と自家製燻製と野菜を使用したメニューを提供している 「café IVY(アイヴィー)」にて昼食。物部川を眺めながら、大豆ミートのランチやトッピングが選べるベジタブルカレーなど、様々なメニューの中から注文。

・周辺観光:「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」を見学。香美市はアンパンマンの生みの親、やなせたかし先生のふるさとでもある。
・執務:物部川の源流・奥物部に位置する「べふ峡温泉」にて、紅葉を楽しみながら各自室内、および大広間で執務。
・夕食:旅館内にて、地域の特産物である川魚やジビエ料理を中心とした夕食を堪能。

<3日目> 11月15日(火)

・移動:「べふ峡温泉」より車で移動し、ワークプレイスである「ほっと平山」に到着。

・執務:「ほっと平山」は小学校の旧校舎を改築した体験型宿泊施設。2005年に平山小学校が廃校になった後、地域住民らが運営委員会を立ち上げ、宿泊施設として再生された。隣接する体育館の利用も可能。地元産の木をふんだんに使った木造校舎で、職員室や黒板など随所に面影が残された施設の教室で執務に取り組む。

・昼食~周辺観光:昼食は窯を使ったピザ焼き体験。地域で採れた野菜を使った自家製のトマトソースと柚子味噌を堪能。昼食後は、施設近くの元保育所を改築した陶芸工房で陶芸を体験。

・移動:「ほっと平山」から約20分で宿泊先の「百年舎BASE」に移動。夕食準備まで執務。「百年舎BASE」は、明治時代から受け継がれる古民家。現在築100年を超える建造物で登録有形文化財に指定されている。

夕食:古民家「百年舎BASE」で、チームビルディング研修を兼ねて、山里の食材を用いて盛り合わせた山間部に伝わる郷土料理「田舎寿司」の料理体験。

<4日目> 11月16日(水)

・ワークショップ~執務:香美市立図書館「かみーる」のグループ室にて、物部川DMO協議会とストーリーズ・オンのメンバーでワークショップを実施。物部川エリアの抱える問題から、今後の施策案など活発に意見を交わした。ワークショップ後は、図書館内で執務を行う。
香美市立図書館「かみーる」は今年11月3日にオープンした新築施設。図書館内の一部には香美市産のスギやヒノキの木材が使用されている。

<5日目> 11月17日(木)

・執務:南国市にあるカフェ「土佐力舎」に隣接しているフリースペースにて執務。(カフェは現在休業中)
・移動:「土佐力舎」から車で移動し、5分ほどで高知龍馬空港へ到着。

ワーケーション推進事業について

観光庁では、ワーケーション等の送り手である企業と受け手である地域の取り組みの定着や継続的な関係性の構築につなげるため、企業(モデル企業)と地域(モデル地域)を対象としてマッチングを行い、効果検証や企業の制度導入、地域の受入体制整備を進めるためのモデル実証事業を実施しています。

物部川DMO協議会について

一般社団法人物部川DMO協議会は、高知県物部川流域の南国市・香南市・香美市の観光地域づくりを推進する地域連携DMOです。ものべがわエリアの観光窓口として、着地型旅行商品、体験プログラムの企画・造成・販売をはじめ、地域イベントの運営、エリアマーケティングや情報発信、ユニバーサルプロジェクトなど新たなことにも挑戦し、“「D」どんなときも、「M」ものべがわエリアの3市が力を合わせて、「O」おもてなしの心でお客様に感動をお届けする。”ことを大切に取り組んでいます。

ストーリーズ・オンについて

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